◇Ⅰ◇薬師ルゥリン

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仕方なくルゥリンは諦めた。                「さて、何をしようかしら…」                アビィンの見送りをしていた時、ペリサが客室へ向かって歩く姿を目にしていた。               きっとペリサによって、手荒く町長は叩き起こされたに違いない。 そして、今頃はペリサ特製山菜ジュースを飲まされているのだろ。                彼女曰わく、二日酔いに効き、弱った肝臓に良いらしい。 ルゥリンも一度だけ味見をしたが、壮絶に苦くて涙が出た。
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