◇Ⅰ◇薬師ルゥリン

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朝一番に絞ったミルク。 焼きたてのパンに添えた苺ジャム。新鮮な卵をルゥリンはオムレツでアビィンは茹で卵にする。                 食事が済むと、ルゥリンは薬の準備ができた事を伝えた。                「お役に立てば良いのですが…」                「もちろんです!何て僕は幸せでしょうか!」                アビィンは子供のように喜び、何度も感謝の言葉を述べた。 そして、別れの挨拶もそこそこに、町長を置いて一足先に帰路につく事になった。
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