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「山道をお気をつけて。」
屋敷の前でアビィンを見送るルゥリンの心はいつになく重い。
そんなルゥリンの様子に全く気づくことなくアビィンは、喜びに頬を赤らめ、何度も振り返り、頭を下げて去ってゆく。
希望に溢れるかのようにキラキラと光る瞳。
なんでこんなにも彼は眩しいのだろう。
まるで……まるで…!?
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