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「んなわけないでしょ!あんたを口止めしにきたの!」
「なに?俺にキスしにきたの?そーだよな、さっきのキスじゃいくら夏美でも物足りないもんな」
「はぁ!?」
「んじゃそしたら次はディープにするか」
「ばか言わないで!私はあんたに3つのことを言いにきたの!」
「3つ?」
「1つ!さっき私に不意打ちのようにキスしたことを誰にも言うなよ!2つ!私に今後一切近寄るな!私もお前なんか大嫌いだからな!最後!女をなんだと思ってんだ!私等はお前の遊び道具じゃねーんだよ!」
一気に秋に文句を言ったあと、私は一目散に走って化学室を後にした
―――――――…………
――――…………
―………
「夏美!どこいってたの?」
「ごめんね、ちょっと教室に忘れ物しちゃって」
「ならそういってくれればいいのに」
「ごめん」
「部長!次の練習の指示を下さい!」
「そうだね!そしたら次は―――――」
今日はなんだか波乱な一日だった
秋翔弥………
今後なにかあってもあいつに関わらないことにしよう
もうすぐ大会もあるし、そのあとは文化祭もある
忙しくなりそうだ
――――――…………
―――………
―……
「おはよー」
「ふ、福岡先輩!」
「は、はい」
「これ手紙!よかったら読んでください!」
「あ、ありがとう」
またもらっちゃった
最近よくもらうな~
「なっつみー!また貰ったの?」
「うん」
「ねぇねぇ!夏美って立花先輩の知り合いなの?」
「立花先輩?」
その時私のクラスから当の本人が現れた
「た、立花先輩!なんでうちのクラスに?」
「福岡、昨日タオル落としてったから届けに」
「ど、どうも」
「そうだ!福岡のアドレス教えてくんない?」
「え!?いや……私のなんか貰ったってしょうがないですよ」
「いいから!」
「は、はい…」
なんで私のアドレスなんか…
私は気が乗らないが立花先輩に赤外線で私のアドレスを送った
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