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ある放課後、小学校の女子生徒が居残りをさせられていた。
校内に残っている人も少なく、ようやく居残りの勉強が終わった女子生徒はトイレに寄ってから帰ろうとしていた。
居残りをさせられていた教室からは一番近いのは、もう使う人も少なくなった古いトイレであったが、長い間トイレを我慢していた女子生徒は嫌々ながらもそこで用を足すことにした。
トイレに入ると、青白い顔の長身の男が立っていた。
驚いて声も出ない女子生徒に、男はこうたずねてきた。
「赤いマントと青いマントどっちが欲しい?」
女子生徒は恐怖のあまり声が出なかったが、声を振り絞って
「赤いマント」
と答えた。
その瞬間、男が持っていた大量のナイフが全身に突き刺さり、女子生徒の全身は鮮血で真っ赤になった。
そう。
まさに赤いマントを羽織ったかのように。
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赤いマントと言うと、ナイフが降ってきて全身に刺さる。
青いマントと言うと、全身血を吸い取られる。
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