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その夜は静かに過ごせると思ったので、導眠剤はもらいませんでした。
ところが少しまどろんでいると、またあの「うめき声」や「叫び声」がしはじめたのです。
目をさましたわたしは、眠れぬまま仕方なくベッドに横になっていました。
「ドンドン」
と。。
壁を叩(たた)く音さえきこえます。
「幽霊」
だの
「霊魂」
だの、頭から信じていなかった私は、
「さすが市立病院。ドライなものだな。もう新患者を入室させているのか。。。」
と思っていました。
それが。。。
翌朝のこと。。。
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