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『優しいFollow Wind』
1
愛や正義をまじめに話したって
誰に届くこともないし
華奢なオールで何べん漕いでも
前に進まないんだよ
そんな風に腐っている僕の顔を
覗き込んで君は聞いた
「どうしたの?」
※
よどんだ空気
澄んだ言葉が流れてきて
僕にかかった
分厚い雲を晴らしたんだ
優しいFollow Wind
2
息を切らしてまで大人になった
つもりでいたけど
自分を通すのが上手くなった
ただそれだけ
そんな風に腐っている僕の顔に
そっと触れて君は言った
「大丈夫。」
※
澄んだ追い風
やっと僕は加速するんだ
格好悪いって
そう思われてもいいよ
待ってたFollow Wind
3
僕は帆を出来るだけ広げて
君という風を感じてる
※
今はまだ
頼るしかないけれど
いつか君にも
でっかい夢を見せるよ
※
澄んだ追い風
君で僕は加速するんだ
格好悪いって
別にそれでいいじゃないか
待ってたFollow Wind
優しい Follow Wind
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