終わりが始まり。

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「まだ、決めきれてないんだ。ただ、レミが俺を待ってくれてるのが、 ・・今は凄く重い。 俺って、自分勝手で最低な男だよな、そんな事思ってても・・。 レミが好きなんだよ。」 愛してやまない男が、 目の前で自分に絶望したような顔をする。 これ以上の悲劇があるかと思った。 お金は無いけど、本当に優しい人。 私の事を一番に思ってくれる人。 私をいつも笑顔にして、 幸せにしてくれる人。 この人の子供を産んで、 私は育てるんだと覚悟をしていた人。 何より。 私に、その存在を今まで預けてくれていた人。 その人が、 目の前で 私の事は好きだけれど、 その未来は重いと言う。
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