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『却』
『却』
「気持ち」だけでは暮らせないこと
「愛情」と「依存」とは違うこと
流れ去った時間の中で
失った沢山のモノと
知った現実
許しを請う台詞が
その場限りの言葉だと
流す涙が
不甲斐無さの為だけだと
「自分」の為に周りが何をしてくれたかなど
考える事も感謝する事も無い事
発する言葉達は
全て自己防衛の嘘でしか無かった事
信頼も期待も何も望まなければ
空気のように一緒に過ごす事は出来るかもしれない
だけど
それは居る意味が無い事
もう何も要らない
ただ
全て忘れさせて欲しい
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