長屋

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翌朝。 いつも通り、 朝食を食べて、 支度して、 学校へ登校。 ちなみに俺は自転車通学。 ギリギリ自転車通学許可範囲になっていたため自転車通学なのだ。 まあ、 近いほうが得なんだけどな。 「……よし。 行くか」 そう思い玄関を出たら……。 「やあ、 唯君。 おはよう! 今日もいい天気だね」 「あっ、 亮佑さん。 おはようございます」 「体調は大丈夫かい?」 「はい。 良好ですよ」 「それは良かった。 じゃ、 いってらっしゃい」 「はい。 いってきます」 朝から元気の良い人だ。 俺は自転車に乗って登校した。 高校の坂の前まで来た。 自転車は坂の下にある駐輪場に止めることになっている。 まあ、 この坂を自転車で登るのは無理だな。 俺は自転車を駐輪場に止め、 坂をえっほえっほと登った。 ……これは夏になると大変だな。 無事に坂を登りきり、 俺は学校の下駄箱でスリッパに履き替えていた。 この高校は上履きを使わず、 サンダルみたいなスリッパを使うことになっている。 学校指定ってやつだ。 いざ自分のクラスへ行こうと思ったら…………。
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