始まりは桃から

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「了解しました」  そう答え、桃を担ぎ上げたおばあさん。 「そうそう。その桃に我々の指紋が残ったかもしれない。それはよろしくない。焼却、または爆破によって処分するように」 「はっ、心得ています」  そう答えたおばあさんの手にはプラスチック爆薬のチューブ。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 桃太郎の話なら、ここで鉈使って桃かち割るところでしょ!?」
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