黒い雲

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「なぁー。俺ら何気に仲良しになれそうじゃねぇ?」 昼飯を食べながら、久々に温かい気持ちになって、笑えるようになった頃に洋介がポツリと言い出した。 『…普通そういうのは言わないと思うぞ?』 「…そーか?」 洋介は少し馬鹿みたいだ。 「はぁ。洋介は相変わらずだね。お前といとこなのが少し嫌になるよ…。」 圭は少しクールだけど……ツンデレっぽいな…。 「クスッ…倉田くんって面白いね?僕も仲良くなれそう。」 ……陸は、天使だ。 ……いやいや。 …マイペースだ。 『…ま、俺もお前たちのおかげで笑えるからいいけどね?』 いたずらな笑顔を3人に向けたら3人は少し安心した笑顔で俺を見た。 …俺、学校にいてよかった。
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