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あの後…
僕らは2人で夕飯を作り、食べていた。
『あ…雨。やっぱり降ってきたね。今日は泊まりだから、怖くない?』
「…ぅん…大丈夫」
今日は朝から黒い雲があったり、雲のすき間から晴れたり…なんだか変な天気だった。
運よく明日は土曜日。
一緒にいられる。
まぁ、雨が降れば平日でも泊まりにきてるから、あまり関係ないかもしれないけど…。
やっぱり最初から泊まりだから…ってのは安心感があるのかな。
僕は…一時も離れたくないんだけどね?
「…陸?」
佑が話しかけてきた。
それほど僕は考え事をしていたらしい。
『何?』
「今日は考え事が多いな…何かあったのか?」
『…そうかな?‥先に食べてから話すよ。』
「‥わかった。」
そう言いながら、話の流れを無理矢理変えて、笑いながら夕飯を済ませた。
片付けはいつも僕。
ただ泊まりにきてるのは、何だか落ち着かなくて、無理いって、片付けだけはさせてもらっている。
片付けも終わり、紅茶を2つ用意してリビングのソファーに座っている佑の横に座る。
持ってきた紅茶を渡して、深呼吸をひとつしてから僕は話し出した。
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