雨上がりの空

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『あのね‥うち…離婚するんだ。僕はお母さんについていく事になったんだ。』 「…………」 あれ?フリーズしちゃった? ま、いいや。 『ついていく。って言っても、僕は学校好きだし、何より佑と離れたくないから、転校はしないよ?』 「‥ぇ」 『…でもね?今の家を出なくちゃいけないんだ。お母さんが新しく住む所は少し遠くて通学には不便なんだ。だから、住むとこを探すか、佑の家に住みたいんだけど…ダメかな?』 「………」 『あ、お母さんは佑と住むのはいいって、OKもらってるから大丈夫だよ?……佑?一気に話したけど、大丈夫?』 あれ?佑…フリーズしたまま? 目を真ん丸にして可愛いけど。 可愛いは僕が言われる方だから、貴重かも。 あ、少し戻ってきた。 顔が少し赤い。 佑も可愛いなぁ…。 「‥陸…」 『ん?なに?』 「…お、俺と一緒に住むのか…?」 『…ダメなら近くに住むよ。』 「あ、いや…」 びっくりしてるのは、わかってるよ?たまには僕にもイジメさせてね? 「…ずっと考えてた。一緒に住めたらどんなに嬉しいか…だけど、俺とじゃ嫌かと思って言えなかったから…」
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