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ある真夏日の朝
「レッドさ~ん!」
「おぅイエロー!」
「今日は約束してた日ですね!どこいきま…
「悪い!今日急に何人か挑戦者が来てさ。人数的に1日かかりそうで…」
「え…?でも明日からまた遠くへ行くんですよね?」
「ほんとゴメン!」
「…じゃあまた今度ですね。楽しみにしてます。」
イエローはニコッと笑顔を見せた。
ただ、
(なんか黒いオーラが…)
そう感じるレッドであった。
その日の夜
バトルを終えたレッドはようやく家の近くまで来ていた。
「疲れたぁ~。それに暑い…ん?」
誰もいないはずの家に明かりがついていた。
「誰だ…?」
ドアを開けてみると
そこにはイエローがいた。
「あ、お帰りなさいレッドさん。」
「イエロー?どうしてここに?」
「遅くなると思ったのでご飯作っておこうかと。もうすぐできますからね。」
「おぉ!ありがと…う?」
何故か部屋が暑い。
冷房入れてないのか…?
「できましたよ~。はい、どうぞ!」
出されたのは
出来立てのシチュー。
(これは…もしかして…)
「…イエロー、怒ってる?」
「なに言ってるんですか?そんなことないですよ。」
顔は笑ってるけど、笑ってない。
(く、黒いオーラが…すごいことに…)
「さぁ、食べてください?」
「は、はい…。」
そしてレッドは暑い部屋の中
いろんな意味で汗を流しながら
熱いシチューを食べるのであった…
(イエロー、ごめんなさい!)
(レッドさんのバカァァァァァ!)
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