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もって2~3ヵ月ってとこ。1年も付き合うなんて。
もう結婚するんだろう…
なんて思うくらい、このとき晴奈には【永遠】の響きだった。
『へ~!!超長いね~結婚するんだ??(^0^)』
チャララ~
『えっ?まだ結婚は考えてないよ~☆まだ15だしまぁ今年16だけど…晴奈はどんくらい?』
??ん?晴奈かぁ。どんくらいだっけ。1ヵ月いった?
いや、いってないよね?
『2週間くらいかな!!』
チャララ~
『そうなんだぁ~じゃあまだラブラブだね!』
全然なんだけどなぁ
晴奈はベットに寝っ転がった。なんだかメールをするのがイヤになり、携帯を閉じて目をつぶった。
晴奈は中学のころから【恋多き女】だった。
彼氏が途切れることがないという感じだった。だから次々に変わる晴奈の恋愛話にまわりはついていけなくて、
晴奈の恋愛話はあんまりしなかった。
恋愛の相談をうけることはよくあった。
“〇〇クンに告白しようか迷ってる”とか“晴奈だったらどうする?”とか……
でも、それが嬉しいかったり楽だった。
それに自分の恋愛話もあまりしたくなかった。
当時は、ギャル雑誌を学校にもってきては、メイクをみんなで研究したり、
「このモデルは可愛い」「この化粧は変だ」
なんて話したりしていた。
そんか生活の中でも晴奈は毎回【本気】で恋愛をしているつもり…だった。
晴奈は付き合いだすと、気持ちが【思い】という理由でいつもフラれていた。
毎回、泣いたりもした。
でも、1週間もたてばケロリお元に戻っていた。
そんか恋愛が【本気】かんて思っていた。
?でもきっと……、晴奈が本気になれるのは、
初めからあの人だけだったんだ?
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