43人が本棚に入れています
本棚に追加
「晴奈おはよ!!」
「おはよ~!」
駅に着くと、昨日より少しスカートが短くなった優衣が待っていた。
「晴奈ぁ、今日キメちゃってどうしたの?」
なんだかテンションの高い優衣。
「別れたからっ。次の男のためにね!!」
晴奈は電車の中で鏡を見ながら返事をした。
「ふ~ん」
優衣はあんまり興味なさせうだ。
でもアレコレ聞かれるのはイヤなのでよかった、と晴奈は思った。
学校に着くと理恵がいた。
理恵と一緒に3階に行き、それぞれ教室に入った。
「晴奈っ、おはよ!」
教室に入って途端、話しかけてきたのは由香だった。
「おはよ!!」
「昨日寝ちゃったの?」
…あ~。シカトしちゃったんだ…
「うん。ごめんね!」
「いいよ~♪ってかさああの子と友達になったんだ!!」
そう言って由香がひとりの女の子を指差した。
その子は昨日目立つ茶色い髪にぽけ~っとした優しそうな女の子の幸子だった。
さっそく晴奈も話しかけて、それからはずっと3人で一緒だった。
最初のコメントを投稿しよう!