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「え??」
「クラス何回ですか?」
「え…え~と、3階ですけど…?」
少し引きつった笑顔で笑いかける晴奈。
「あ、一緒だ!一緒に行こう?」
そう言うとその女の子は晴奈の腕をひっぱった。
「えっ、…うん」
晴奈はひっぱられるようにしてついていく。
晴奈と同じ茶色い髪に短いスカート。
晴奈は引きずられながらも不思議と親近感がわいた。これが理恵との出逢いだった。
理恵てはクラスは違ったものの、2つ隣のクラスということもありすぐに仲良くなった。
クラスに入るとまだ半分くらいの人しかいなかった。
まずは席を探して自分の番号のある席に腰をかけた。
晴奈の席は窓際の真ん中あたり。太陽の光がポカポカと机に差している。
机に触れると少し温かい。
晴奈はふと空を見上げた。その空は雲ひとつない綺麗な青空だった。
「綺麗だなぁ…」
晴奈はしばらく何かにふけるように見上げていた。
徐々にクラスに集まってきた人たちの笑い声でふと我にかえると、晴奈は教室を見回した。
晴奈のほかに2人茶色い髪をした目立つ女の子がいた。
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