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 この世に、完璧な人間などいない。 …けれど、完璧に近い人間ならいるのだ。そう、私の親友・もみのように…。  「一時間目から化学とか、だるいよねー…」 「まあねー。でももみ、こないだのテスト、クラスで二番だったじゃん。好きなんじゃないの?」 「好きなわけないじゃん!ただ、あの先生問題の出し方甘いから、テストでは良い点取れるだけ」 もみが苦笑する。
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