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「ママ。この"マネキンさん達"、なんか悲しそうにしてる。」
"僕ら"を見た少女が母親にそう言った
ショーウインドーの中でスポットライトを浴びる『キミ』は鮮やかな服を着てそこに立っている
その隣で僕は『キミ』へ向かって手を伸ばしている
『キミ』への気持ちは一度も伝えられないまま、ずっと僕の中にある
こんな思いをするくらいなら、生まれてこなければ・・・・・・
造られなければよかった・・・・
END
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