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テオは一息つくと
小悪魔の小屋に来てしげしげと小悪魔を見た
テオ「すごい・・・これが話に聞く小悪魔か・・・」
小悪魔は相変わらず暴れてテオを金切り声で罵った
真っ黒な体に頭には少しだけ毛が生えていてよく見ると小さなツノが二本生えていた
口に生えた牙は尖っていてさっきは噛まれなくて良かったと思った
細長いしっぽの先はヤリのようになっていてウニョウニョと動いていた
テオはしげしげとこの小悪魔を観察した
テオ「すごいなあ・・・・・・あ!こいつの名前なんて言うんだろ?」
テオは本棚に向かい本を探した
テオ「あった!これだ!」
テオは茶色い古びた表紙に六芒星の魔方陣の書かれた本を取り出した
本には「悪魔大全集」と書かれていた
テオ「うーん・・・載ってるかな~・・・」
テオはパラパラと本をめくった
テオ「あ!あった!?これじゃないか!?うんうんこれだ!なになに・・・?低級悪魔アポロスド・・・」テオは本をめくった
悪魔には低級悪魔から上級悪魔があり
低級悪魔には知能や能力の低い悪魔が上級悪魔には邪悪で能力の高い悪魔がランクされていた
上級悪魔の有名なのにはヌエやサタン、キマイラなどなどがおり悪魔によっては国一つくらいなら軽く滅ぼせる悪魔もいると言う
テオ「なになに・・・低級悪魔アポロスド・・・知能は低く体長20センチほどでイタズラ程度のことしかしないことが多いがまれに人が死亡することもある・・・か・・・」
テオはふむふむと本を読んだ
テオ「へー・・・そんなに危険な悪魔ではないのかも・・・?・・・飼ってみようかな・・・」
テオは考えた
テオ「もし部長や社長達にバレたらきっと怒られるよな・・・・・・ま、いっか!」
テオはこの小さな小悪魔を飼ってみることにした
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