ゲーム①

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---*--- ピピピ… トゥルルルル…トゥルルルル… 「あ、巧くん? あの…部活おわったらさ、佐藤くん………うん、そう、翔くん。 翔くんにさ、屋上来てって言っておいてくれるかな? え~ちがうょ~♪水穂じゃないょー。友達がねー…」 電話ごしなのにえへへっと照れて空いた左手をパタパタしている 「うん…うん。じゃあまたあとでねっ♪ いっせーのーせっ♪」 ピッ… 「え、何、今の掛け声…」 梓は椅子に体育座りをしている。手鏡を見ながら眉毛を弄っていた手は止まり、その目が水穂にいく。 「え、だって、切るの名残惜しくなっちゃてお互いに電話切れないから…」 「へぇ…っ…」 梓はまた眉毛を弄りだしはじめた。
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