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「やっぱり、恥ずかしい~
いやなんかムリムリ
もぅなんかドキドキしてきてしぬーぅ!!」
梓はポニーテールをおろしてゆる巻きの髪にしていた
お気に入りの香水を首につけて、髪がゆれるとき
ふわふわとした甘ったるい香りが漂うようにだ
学校で禁止されている化粧などもバッチリと施されている
恥ずかしがっているわりには校内の階段の踊り場の壁に取り付けられている鏡にセクシーポーズやら笑顔やらを振り撒いている
「大丈夫だって~♪
梓、超かわいいょー?
で、さっきから菜緒にどうしたのっ
さては、
私は巧くんいるし、梓には翔くんができるから1人だけ仲間ハズレで寂しいとか?」
「寂しくないわょ!!
まったく…
ってか仮に梓に彼氏できたとしても仲間ハズレじゃないし
フリーは暁音だっているじゃない」
「いやいや~…ほらっ
今日一緒に帰るとか言ってた
えっと…名前なんだっけ?副生徒会長先輩とか~」
「牧原副会長は…女でしょ。」
呆れた顔して梓の方をチラッ…と見る
はぁ…なんで…と一言小さくため息をついた
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