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「でもまた神御沢くんと一緒のクラスでよかったです」
とまた眩しい笑顔を向ける、しかしまた一緒のクラスか…
一年の時、入学したての俺は今となりに居る野々宮と一緒のクラスになった。
彼女は完全無欠、非の打ち所のない女の子、入学していきなり生徒会長に就任し学園のアイドルに。
とまぁそんな彼女とはあまり関わらない様にしようとしたが、一緒のクラスだししかも隣の席と来たわけだ。
「一緒のクラスですし、またずっと隣の席になれるといいですね~」
「ああ…そうだな…」
そう、何故か一年間ずっと隣の席だったのだ。ああまったく…悪気のないその言葉、だからこそタチが悪いのだよ。
「(けっ、我らが生徒会長とあんなに親しく…)」
「(一年の時もそうだったよな?)」
「(私のお姉様を~)」
あ~胃が痛い…また一年間これに耐えなければならんのか。
まぁならせめて隣の席じゃない事を祈るしかあるまい。
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