cherry*blossoms

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夜明け前。 行く先も知らないまま、ただ彼らに付いて来た。   「ねぇ、これからどこへ行くの?」   「それはそれは、綺麗なところへ」   淡い色の髪の人懐こい青年は、朗らかに言った。 もう一人の、漆黒の髪を持ったエキゾチックな顔立ちの青年は、ほとんど囁くように答える。   「お前に、見せてやりたいと思ったところだよ」
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