cherry*blossoms

2/3
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
夜明け前。 行く先も知らないまま、ただ彼らに付いて来た。   「ねぇ、これからどこへ行くの?」   「それはそれは、綺麗なところへ」   淡い色の髪の人懐こい青年は、朗らかに言った。 もう一人の、漆黒の髪を持ったエキゾチックな顔立ちの青年は、ほとんど囁くように答える。   「お前に、見せてやりたいと思ったところだよ」
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!