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「はぁ、はぁ、はぁ・・・。ここまで来れば奴らも追えないだろう。しかし、このリングが狙われるなんて・・・。早く、適性者を探さなければ」
若い青年は、二つのリングを、服の胸ポケットにしまい込み、どこかへ去っていった。
一方で、建物の屋上から、怪しげな男が、ニンマリとした表情でその若い青年を見つめていた。
???
「ふふふ、見つけましたよ! ロット君。さて、あとは君を捕獲するだけですね! むふふふ♪」
【ニューカッスル公立中学校・道場】
朝日が心地好い朝。
まだ、寒い朝が続くニューカッスルの町にある、ある中学校の道場で、一人の少女が、黙々と鍛練をしていた。
鍛練をしている少女の名は【キメンディー・ロックベル】という。
キメンディーは、優しく明るい子だが、どこか男まさりな性格な少女である。そのため、よく男の子と喧嘩をしてしまう事がある。
そんな少女だが、キメンディーにはある特技があった。
それは空手である。彼女は祖父が日本人である事から、5歳の頃から空手をはじめた。
最初は祖父の厳しい練習に耐えれなく、泣いていたのだが、ある出来事から彼女は変わった。
その出来事から、彼女は心身共に強くなりたいと決意し、強くなった。そしていまでは、ニューカッスル、いやイングランドを代表するまでに空手で強くなったのだ。
そしていまもキメンディーは、厳しい鍛練に励むのであった。
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