EP2 ロットから伝えられる事? 正確無比な狙撃手、降臨!

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【ジ・アース】  ここはジ・アース。異世界に存在する要塞である。  ジ・アースは世界の消滅修正を目的とした組織である。  建物の通路をシャロンが歩んでいた。 シャロン 【ふぅ。まさかあの娘がリングの力の適性者だったとは、まったく予想外でしたね】  ぶつぶつと話しながら歩いていると、反対側からほっそりとした体格の男が歩んできた。 レイル 「おや、シャロン。帰ってきていたのか?」 シャロン 「あなたは、レイル・・・」 レイル 「なんだか表情が暗いですね? もしかして、昨日の戦闘の事について考えていたのですか?」 シャロン 「そ、そうだ。考えていた・・・」 レイル 「そうですか。昨日は大変でしたね。リングの適性者が覚醒して・・・」  レイルがいうことに表情を険しくしてシャロンは告げる。 シャロン 「それは、私に対する慰めか?」 レイル 「いえ、慰めではありません。私もあのような場面に遭遇したら、あなたと同じ対処法をとっていました」 シャロン 「そうか。まあ、あなたが私に嫌みをいう事はないですからね。少し気が楽になりました」 レイル 「そうですか。そういえば、提督が及びでしたよ」 シャロン 「提督が? ふー、報告しなければいけませんかι」 レイル 「まあ、仕方ないですよ。がんばってくださいね。シャロン。それでは・・・また」 シャロン 「ええι」  シャロンとレイルが別れるとレイルはぼそっと独り言を話した。 レイル 【リングの力の覚醒か。 これから面白くなりますね・・・】
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