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放課後
学校が終わり、俺は特に用事はないので帰ろうと思った矢先、玉城似のアホずらと、間の抜けたロロ似の奴らが話しかけてきた。
谷口「もしアイツに気があるんだったら、悪いことは言わん辞めとけ。中学で涼宮と三年間同じクラスだったからよく知ってるんだがな。あいつの奇人ぶりは、常軌を逸している」
国木田「あの自己紹介?」
谷口「そう、中学時代にもわけのわからんことを散々やりたおしていたな。有名なのが校庭落書き事件だ」
ルルーシュ「なんだいそりゃ」
谷口「石灰で白線引く道具があるだろ? それで校庭にデカデカとけったいな絵文字をかきやがったことがある。しかも夜中の学校に忍び込んで」
ルルーシュ「その犯人がアイツだったってわけか」
俺はこの時、そこらへんにいる適当なやつにするべきだと思った
──この時期、涼宮ハルヒは大人しい頃合で、俺にとっても心休まる月だった。
しかしながらハルヒは奇矯な振る舞いはこの頃から徐々に片鱗を見せていた
片鱗その1 髪型が毎日かわる。
月、火、水、木、金。曜日が進むごとに髪を結ぶ箇所が増えている、月曜日にリセットされた後は金曜日まで一つずつ、理解に苦しむ。
片鱗その2
男子がまだ残っているというのにセーラー服を脱いで着替え始めやがった、どうやら男子生徒のことは小石くらいにしか思っていないらしい。お前に羞恥心はないのか。
片鱗その3
あきれる事に、ハルヒはこの学校に存在するあらゆる倶楽部に仮入部していたのだった
運動部からは例外なく熱心に入部を薦められ、その全てを断って気まぐれに毎日参加する部活動をかえた挙句、
結局、どこにも入部する事はなかった。 行動理由が読みにくい、超常現象の類にしか興味を示していた筈では?
とまあ、大まかだが奇抜な行動をまとめるとこうなった。クソッ、読みにくい上 ミレイ会長より五倍は手間がかかる。
※次から帰宅と家での行動※
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