第一章:あの日あの時あのPassionで

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そうしているうちに 幼女はもじもじしながら、俺に向かって何か言いたげな表情をしている…… くるっ……!! 「あっ…あのっ……お兄さん…?」 きたっ!! 「なんだねっ?(`・ω・´)キリッ」 「あのぅ……お兄さんはなんで自殺なんてしようと考えてたんですか?」 …… えっ? 思惑とは違うセリフにも驚いたが、俺の決意していた思いを何故わかった? こいつとはさっき会ったばかりで もちろん近所にもいた奴でもない。 誰かに悩みなんか相談したこともない。 当然だ…こんな゙決意“……言えるわけなんて…ない。 両親もいない、住む場所も働き口もない… 家も売約したのは…そう……人生に別れを告げるためだったんだ… 雑貨屋で買ったロープ。先程幼女を救ったあのロープで…自分の命を捨てる気だったんだ……
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