第一章:あの日あの時あのPassionで

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家の近くの雑貨屋でいつものように食料を買う。 ただしいつもよりは量が多い。 店の主人も気になったみたいだ 「おうっベル坊!今日は大奮発だな!ようやく働き口見つけたかぁ?」 「ちょwwおやっさん意味わからんしww俺バリバリ労働者だしwww何?無職だと思ってたの?はぁ?やめてwwそんなのww」 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 食料を両手に抱え、先程口走った大ぼらに自己嫌悪しつつ 店から歩いて数分かかる、川の橋の下についた 「とりあえず今日からここで過ごすか…家の売約金もそのウチ入るだろうけど…」 こんな田舎の土地代なんて、たかが知れてる さっき買ったパンとミルクを食べ、乱雑に生えた芝生にゴロンとねっころがる 「……ムシャッ…もぐもぐ…ぐっっ!ぶはっ!」 寝ながらパンは危険だ
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