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そして、翌日。
ヨミはバレー部に体験入部として入っていた。
ボールを打ち上げてからのスマッシュ。
―――バシィッ
鋭い音と共にアンダーに構えていた先輩の手に当たる。
「あなた、センスいいねー」
「あ、ありがとうございます!!」
予想外の言葉にヨミは戸惑いながら
また、打ち込みへと戻る。
そんなヨミを見ていて、
マトは嬉しいそうに微笑んでいた。
―――部活後。
マトは先に部活が終わったから、
校庭のベンチでヨミを待っていた。
―トットットッ
ベンチで携帯をいじっていると
「お待たせ~
待った?」
ヨミが来た。
「お疲れ~
今日、どっか寄ってく?」
立ち上がり、ヨミの横に並ぶ。
学校を出て、電車に乗り、
家から少し離れた街の方に来た。
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