第1章

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街のコンビニで雑誌を読んだり、 マトが家での弟の愚痴をこぼすとヨミが 「お姉ちゃんなんだから、 仕方ないんじゃない?」 と言ってきて、マトが 「ヨミまでお母さんみたいなこと言わないでよ~」 と膨れっ面になったり。 おのおのの時間を過ごしていた。 帰り際にキーホルダーが売っている店に寄った。 マトとヨミは、お互い「綺麗だね~」と言ったり。 と、マトの目があるものをとらえた。 マトはヨミに気づかれないようにそれを持っていき、会計をすました。 そして、電車に揺られて いつもの待ち合わせ場所である 坂の途中に着くと、マトが唐突に言い出した。
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