第1章

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―――ピピッピピッピピッ 机の上にある携帯のアラームが鳴る。 モゾモゾと、机の横のベッドから携帯に手が伸びる。 手は携帯を掴むと布団の中でアラームを消した。 「ふ、ぅ」 携帯を掴んだ主は、布団の中で伸びをしたあと 携帯のディスプレイを見つめ、 ぅふッ、と笑った。 何故なら今日は水曜日、 そして―――学校の新学期なのだから。
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