銀貨レコードとZizの実験音楽室

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     Zizは銀月社製の映画を愛していた。  maniaや専門家、批評家を気取る輩は銀月フィルムを軽視するけれど、彼が幼いころから親しんできた銀月フィルムは、いつだって明るく、大衆的で、夢と希望に溢れた、極上のEntertainmentだったから。  半世紀に渡りこの街の芸能を牽引してきた銀月社の、一刻も早い人気復活をZizは切望している。  
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