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まだ生きているようだがこいつはもう助からないだろう…   おれは一思いに楽にさせてあげようと考えたがそんなことをしてはいけない…   そいつはおれに「助けて…」と助けを求めた   その手をおれは握り返し、とりあえず情報を得ることにした   「ここは何処ですか? あなたは何故そんな体に?」   「ここは…悪夢だ…嫌だ…死にたくない! 死にたくない! 助けてくれー!!!」 そいつは叫びまたおれを見てこう言った…   「人殺し…」   おれは何かを言い返そうとしたが止めた   そいつはもう生きてはいなかった   同時におれの肩に痣が出来たのに気づかなかった   この時に痣に気づいていれば…   あんなことにはならなかったのに…
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