クリスマスプレゼント

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「さ、聡里くん…」 「なに?」 「や、やっぱり俺自分の部屋で寝るよ!」 「…なんで?」 「なんでと、言われても…」  俺の心臓が保ちそうにないからだよ…!!! 「ごめんね…」 「…え、」 「ほんとは、おいらが一緒にいてほしいだけなんだ。」 「聡里くん…」 「怖い夢見そうなのは、おいらの方なんだ…」   ギュッ… 「彰太くん?」 「…大丈夫だよ、大丈夫。」 「……………………」 「俺がこんなこと言える立場じゃないけど、大丈夫だよ。」 「………うん」 「俺が、ずっと側にいてあげるから」 「……あいつらが、離れていっても?」 「俺は聡里くんの側から離れないよ。何があっても。」 「………そっか」 「…うん」 「なんか、プロポーズみたいだね。」 「…え!?あ、いやそんなつもりじゃ…!!」 「んふふ わかってるよ。」 「そ、そう?」 「ふふっ」 「は、ははっ…」 .
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