いつでもおいで。

出会い

その客は…その女性は、僕と目が合うとにこっと笑って一番日当たりのいい、奥の席へ座った。

僕は言葉が出なかった。

いや、出なかったんじゃなくて出せなかったんだ。

あまりにも衝撃を受けすぎて。

彼女は見た目は僕より2、3歳年上の20歳中頃の女性。

白いマキシ丈のワンピースにダンガリーシャツを羽織った、今どきのスタイルをしている。

どこにでもいる若い女性。

しかし、彼女は明らかに他の女性とは違った。

彼女の容姿は、僕が今までに見てきた女性より遥かに美しかった。

透き通った真っ白な肌に、長い睫毛、大きな瞳。

血色のよい唇。

化粧っ気はあまりなく、ナチュラルな感じ。

綺麗、というよりかは、可愛いと言った方がしっくりくる。