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そして何よりも、彼女の笑顔に、僕は心を奪われた。
ほんの一瞬、にこっと笑っただけだったけど、僕の目に彼女の笑顔が焼き付いて離れない。
僕はそっと、座っている彼女に目を向けた。
じっとメニューを見ている横顔。
胸の鼓動が速くなる。
ドキンドキンドキン…
ふと、彼女が窓の外を眺め、柔らかい表情になった。
ドキドキドキドキドキッ…
鼓動が一層速くなる。
僕は耐えられなくなりバッと彼女から視線を反らした。
胸が…苦しい。
僕はそっと胸を抑えた。
こんなの初めてだ…
僕は、初めて会った彼女に恋をした。
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