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輝かんばかりの笑顔で、この小さな悪魔はこう宣告した。
「圭一さんには私の盾になってもらいますの☆」
「……は?」
「まずは緒戦の劣勢を覆しますわよ!開店と同時にあの列の中腹から、一気に切り崩して突撃しますから」
「…あ、あのさ」
「なんですの?」
「盾ってどういう…」
「そのままの言葉通り、突撃等の際に、私の身を守ってもらう城壁になってもらいますの♪」
そう、実にいい笑顔で俺のお勤めをご教授なさる沙都子様。…お前は鬼か?
「家計の為なら鬼になることも厭いませんわ!」
「………………」
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