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「当たり前でございますわ~!私とねーねー…じゃなくて、詩音さん。それに圭一さんの三人で連合を組めば、どんな敵が相手だろうと、私達が掴むのは『完全勝利』の文字だけですのよ」
「ふふふ…。トラップマスター沙都子、口先の魔術師圭ちゃん。そ・し・て、この私、園崎詩音の三連合に目をつけられたのが運の尽きだったっということです」
「だな!」
「…詩音、沙都子、圭ちゃん……」
半ば唖然とした体でいる魅音。
…まぁ、客に絡まれたー!と思った刹那、来店した客が「あんなこと」や、「こんなこと」をしてその客を文字通り撃破してしまったとあらば当然の反応か…。
「よぉ魅音、無事か?」
「あ、う、うん。大丈夫……あ、ああ!お、お仕事の続きしなきゃだね、続き!ご、ごめんね!!」
「って、魅音?!」
脱兎の如くとはこのことか…。
差し出した俺の手から逃げるように厨房の方へと走り去ってしまった。
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