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「それにおごるって言ったら、目の色変えて付いて来たのは圭ちゃん達じゃないですか」
はい、事実を婉曲させるようなことを言うな。正確には、お前に引き込まれたんだよ、半強制的に!!
「あれ~そうでしたっけ?」
…てめぇ………。
「ま、お姉を救ってくれた感謝の意も込めてってことにしておいてくだい☆」
その時、魅音がお冷を持って俺達の前に現われた。
「い、いらっしゃいませ!…ご、ご注文はお決まりでしょうか?」
半ばどもりながら、顔を真っ赤にしながらのオーダー確認…。
やっぱりこの種の仕事は依然として苦手なようだな……。
「なぁ詩音」
「はい?」
弱みをフルで出していた魅音を、ここぞとばかりにおちょくった詩音の満面の笑みがこっちを向く。
「……お前、つくづくSキャラだよな…」
「そういう圭ちゃんとお姉はMキャラですね♪いじめ概があります☆」
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