あの日、あの場所、全てに『ありがとう』

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「んー…ま、それもそうなんだけどさ、魅音の仕事が終わるまで待たせてもらうのも悪くないかな~ってさ」 「え?」 「どうなんだ?もう終わるのか?」 「あ、あははははは…。残念ながら、今は休憩時間なんだよね~これが。んで、勤務は夜まで…」 「…そっか」 「で、でもその気持ちはとても嬉しいよ!うん!」   むぅ、次期頭首修行やらバイトやらで、本当に忙しいヤツだな……。  心の中で応援させてもらうぜ!  フレー!フレー!魅音!頑張れ頑張れ魅音!! 「んじゃ、そろそろ俺は帰るかな。これの書き足しも全然進んでないからさ」  そう言ってメモ帳をヒラヒラさせる。 「ふふふ…。その宿題明日までなんだからね、せめて私達が読める程度には済ましておいてよ?」 「はん!読ませるどころか、お前達を俺のこの詩で感涙の海に溺れさせてやるぜ!」 「上等じゃないの!もしダメダメだったら、きっつ~い罰ゲームを用意させてもらうよ~??」 「おう!かかってこい!!」  そしてお互いに笑い合う。
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