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「事件は一年前の夏だ…」
一年前…
「猛山!」
「はい!」
べシ!
「せ…先輩何すんですか!!」
「てめぇ~が上手すぎるせいで俺はベンチじゃね~かよ!!」
「そんなこと自分に言われても…」
「殺してやる…」
「先輩何をするつもりですか!!」
「このバットでお前の頭をかち割ってやる…」
「やめて下さい…」
「死ね~!!」
「う!!」
シュン!!
ゴン!!
「あれ?…俺生きてる…」
「大…丈…夫か…」
「キ…キャプテン!!」
「どうして僕をかばったんですか!」
「お…前に…甲…子…園…行っ…て…もら…いた…い…から…」
カク!
「キャプテ~ン!!」
「う、嘘だぁ~!!」
「キャプテンはそのまま天国に行き…その俺を殴ろうとした先輩は今刑務所だ…」
「その話を何故俺に…」
「お前に甲子園行ってもらいたいからな…」
「諦めちゃ駄目です!」
「太郎…」
「諦めちゃそこで少しの可能性があるとしてもその可能性が無駄になる…まだ時間があるから諦めちゃ駄目なんです!キャプテン!」
「フン…太郎に目を覚まさせられるとは俺もまだまだ甘いな…頑張ってみるか!」
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