★澄んでる瞳

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あと10分くらいで 10時になる時に いつもの場所に着いた。 「おせーよ!」 『これでも早くした方』 ウソ。 めんどくて のんびり来た。 でも本当の事を 言ったら、いろいろ めんどーだから 言わないでおく。 『金は?』 「はいっ」 可愛らしい女が 金を渡してきた。 まだ高校生なんだよな? 顔も、まぁまぁだし… この先まだ、いろんな 未来が待ってんだから… こんな事やらない方が… なんて考える俺は 俺らしくない。 アレをポケットから 取り出して女に 渡そうとした。 『(ガシッ)…は?』 「これ返すね、じゃっ」 『は!?おいっ…』 いきなり見知らぬヤツに 腕を掴まれ女から 渡された金を奪われ 女に返して俺の腕を 掴んだまま走り出した。 ダチは何が起きたのか まだ理解が できねーみたいで ただ、つったってた。 助けろよ!  
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