死神~序章~

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金剛「何だもう魔界と天界の決着はついたのか?…ならば我もさっさと終わらせねばな……この馬鹿げた殺し合いを…」 雪女「ふふっ…勿論死ぬのは貴方よ~……凍り付きなさい!」 雪女が扇子を広げこちらに一降りすると同時に氷のつぶてが風に乗ってやって来る 媛「私にはこんな小技効きませんよ」 結界か……この女もたまには役に立つなだが… 金剛「女…結界を解け」 媛「え?でも」 金剛「早くしろ!この結界は邪魔でしかない!」 さて、雪女は妖怪といえど人間の冷たい心が具現化し氷の体をした者…つまり熱を与えればこ奴は水となり消える… 媛「あーもう!どうなっても知りませんよ!」 ふっと結界が消えると同時に無数の氷のつぶてが金剛と媛を襲うが氷のつぶては溶けて只の水になり地面を湿らせる…だがその水もすぐに蒸発し気化する つまりかなりの熱が金剛達の周りを氷から護っているのだ ?「遅くなり申し訳ございません…少々城で揉め事があったもので………」 突然現れた執事服に見を包んだソイツは金剛の前に膝まづき深く礼をしていた 金剛「まったくだ…遅いから心配したぞ炎獄鬼(エンゴクキ)」 炎獄鬼「真に申し訳ございません…してあの者が今回の敵…ですかな?見たところ雪女のようですね…」 金剛「あ奴程度ならば楽勝なのだが…お前最近体が鈍っていると言っていたであろう?だからお前に雪女退治を命ずる!」 炎獄鬼は小さく畏まりましたと言い雪女の方向へ歩いて行った そしてこの時媛は金剛の言葉を絶対に嘘だろうと思っていたとかいないとか
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