死神~序章~

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媛「この…馬鹿ー!」 金剛「誰が馬鹿だ!誰が!」 ドォォォォン! ドォォォォン! いや~あんなやり取りしてる間に逃げりゃ良かったな~… 何が来たかだと?大鬼だぜ?多分勝てないよ? 媛「来ましたよ!ホラ、此処まで来たらもう後戻りは出来ません!戦いなさい!」 鬼「ぬぅん…死神と霊感が高い人間の匂いだ……」 いや~まだ気付かれてなくって良かった~…………さて、逃げるか… ガシッ 媛「何回逃げようとすれば気が済むんですか!もうこのやり取りに読者もガッカリですよ!?」 金剛「いやいや!読者って何だよ……」 鬼「ぬぅ…見付けたぞガキ共」 見付かっちゃったーーー!! 媛「ホラ、男らしく戦いなさい!」 金剛「だー!痛いのは嫌いだー!だから掴むな!死神界へ帰らせろー!」 鬼「ガキ共!黙って我に食われろ!」 キャー!殴り掛かってきた!もう俺の運命も終わりだ! バチィ! あり?痛くない?てか…… 金剛「何してんだお前?」 媛「分かりませんか?結界を張っているのです…早くお逃げなさい……私の我が儘に付き合ってもらいすいませんでした…」 よく分からないがコイツ俺を逃がそうとしてるのか? いつもの俺ならすぐに逃げ出すだろうが……女に逃がしてもらう程落ちぶれちゃいねぇ! 媛「早く……逃げなさい…もう…結界が持ちません……」 バリィン!
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