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パァァン!
辺りに乾いた音が響く…それより右頬が痛いのだが……
媛「は、はわわわわ!私ったら何て事を!大丈夫ですか死神王様の息子さん!」
くくく、この女気に入ったぞ…
金剛「ハハハ!!お前気に入ったぞ!我に手を出すとは!だが少し相手との力量を考えろ?我が悪魔ならその細い首はとうに体から切り離されておるぞ」
媛「よ、良かったぁ~…もし死神王様の息子さんの機嫌を損ねてたら親族共々皆殺しにされてました……」
金剛「安心している所悪いがもう一体妖怪がおるぞ?それもかなり高等な妖怪だ」
この気配から察するにさしずめ雪女と言った所か?
雪女「へぇ…気付かれていたとはねぇ……私も弱ったかしら?」
いきなり路上に現れたのは白い衣に身を包み白い扇子を持ち白い髪をなびかせる大人の女だった
金剛「何の用だ雪女?まさか貴様まで妖怪王になる為に我を殺しに来たのか?」
雪女「あぁら、察しが良いわね?いかにも私は妖怪王になる為に貴方を殺しに来たのよ~?一万年に一度の死神王を決める戦い…その戦いに参加している死神王の息子を殺せば妖怪王になれるのよ……あ、ちなみに天界王の息子は既に殺されてるわよ?あんなに弱いのに何故天界王候補になれたのかしら?それは彼が天界王の息子だからよ!それは貴方も同じよね?死神王の息子さん?いや……金剛君?」
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