第九章

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「そういや、お前どうやって倉庫に来たんだ?」 理玖がたった今思いついたように言った。 その言葉に、私は顔を顰めた。 「そう言えば、確かに~。俺ら場所言ったっけ~?」 陽向も少し驚いたような顔で言った。 …うわ、やば…。 ハッキングしたなんて言える訳がない。 本当はLYNXと会わないようにバックだけ潰すつもりだったのに。 突然思いついたように言った理玖だけど、後から思考が追いついて来たのか表情が険しくなってきた。 大翔も誓のことに気を取られていたのか今更ながら不審そうに眉を潜める。 ・
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