第十章

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「そんなに遠くなければどこでもいい」 と理玖。 「なら、大翔ん家の別荘じゃない?全部の条件満たすのは」 蒼が冷静に意見をまとめる。 「別荘?大翔ってお金持ちのボンボンだったの?」 「あ?知らなかったのかよ。因みに陽向ん家もだけどな」 理玖が馬鹿にしたようにフンと笑う。 「そう言うお前はどうなんだよ、着てるもんとか結構いいやつじゃねぇ?」 うわ、理玖って私の聞かれたくないことをピンポイントで聞いてくるんだよね…。 本人には自覚がないから尚更たちが悪い。 ・
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