第十章

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「確かに~。りんちゃん最初見た時か弱いお嬢様だと思ってたよ~」 「実際は違うからびっくりしたけどね」 「違うっつーか、違い過ぎじゃねぇ?図太過ぎだろ」 理玖が率直な意見を述べる。 「かもね。私、お嬢様って柄じゃないし」 そう笑って、はぐらかした。 「…じゃ、大翔の別荘で決定ね。先代が行けるか連絡取ってくれる?」 蒼がニコニコしながら私を見つめる。 蒼ははぐらかしたことに気付いてるんだろうな。 ・
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